2007.8.26(日)

 明日から3日間、旅行のようなものへ行くので今日はそのための準備を。

旅行に持っていく本に何を選ぶか、というのは非常に悩ましい問題であると同時に、心躍る問題であると思う。選んだ本しだいで、面白いはずの旅行がつまらなくなってしまったり、またはその逆のことが起こる。かもしれない。例えばドストエフスキーの『地下室の手記』なんかを持っていったら、これはもう最悪だろう。旅行どころではなくなってしまうに違いない。少なくとも、僕が今回行く九州には向いていない。

 そんなことを考えつつ、古本屋で吉田修一さんのデビュー作『最後の息子』を購入。まずまずの選択だと思う。そういえば吉田修一さんは九州の出身だったし。ドストエフスキーに比べれば数倍ましな選択である。

 同様に、旅行中に聴く音楽というものも悩ましい問題であると思うけど、最近ではiPodなどの大容量のデジタル音楽プレイヤーのおかげで、自分の音楽ライブラリをまるごと携帯できるようになった。そのため、自分がその時に聴きたいと思った曲を随意に選ぶことができるので、この問題はほとんど解決しているように思われる。ちょっと前(MDプレイヤーを使っていた頃)までは旅行に誰の曲を持っていこうか、と悩みに悩んだものだけど。

 いやはや、便利な時代になったものだと思う。


2007.8.15(水)

 お盆スペシャル第一弾(たぶん第二弾はない)!ということで、"music"のほうに新しい曲をアップロードしました。こちらからどうぞ。ロック調の曲です。数年前に作ったものを、新しく録り直しました。


2007.8.13(月)

 先日セブンイレブンで買ったおにぎりには、『おにぎり革命』という名前がついており、これを見た自分はなるほど、と思った。つまり、何の変哲もないおにぎりに『革命』と銘打つことで、それが何だかとってもスペシャルなものに見えてくるわけで、これは日常生活にも応用できるのではないかと考えたのである。

 というわけで、とりあえず今日自分は『そうじ革命』と『図書館に本を返しに行く革命』を起こすつもりでいる。一日に二つの革命を起こすなんて、なかなか出来るもんじゃない。


2007.8.10(金)

 今日はうれし恥ずかしお泊りの日。

 と言ってみたものの、ただ単に運用室で夜を明かさなければならないだけなのだった。

 あんまり嬉しくないし、まして恥ずかしくなんて全然ない。


2007.8.8(水)

 僕が研究用に使っているパソコンのiTunesは、どういう仕組みなのか分らないけど共有ライブラリというものがあって、自分がCDからインストールしたもの以外の曲を聴くことができる。共有ライブラリには3000以上の曲があって、邦洋問わずいろんなアーティストのものがある(木村カエラからキング・クリムゾンまで)。

 知らないアーティストの曲が聴けたりするのはありがたいことなのだけど、やはり新しいものを聴くのはそれなりに疲れるので、どうしても決まったものを聴いてしまう。僕はこと音楽に関しては偏食がちな人間なのである。というわけで、最近は久石譲さんの映画音楽のアルバムばかり聴いている。しかし、こんなことではいけないとも思う。僕は一応、趣味として音楽をやっているわけだし。いろいろな音楽を聴いたほうがいいような気もする。木村カエラ嬢の曲なんかも、たまには聴くべきなのかもしれない。

 そういえば最近知ったことだけど、僕と木村カエラ嬢は生年月日が6日しか変わらないらしい(生まれた年も含めて)。何だか知らないけどこれはショックだ。


2007.8.7(火)

 衛星の運用へ行く。

 と言うと、まるで僕が衛星の運用をしているように聞こえるかもしれないけど、それは実際にその通りで、僕は衛星の運用をしているのである。『補佐』なので大したことはしてないけど。
例えば10年前の自分は、多少なりとも衛星の運用に関わるということが予想できただろうか?

 作業のパートナーが、気さくな兄ちゃん系の方でよかった。運用は一週間続きます。


2007.8.6(月)

 こういうのを死霊のはらわたの復讐というのだろうか、先日調理した烏賊だけど、燃えるごみのほうに捨てた烏賊の腸が腐りはじめてスリリングなスメルを発しているために、非常に閉口している。困ったものだ。明日が燃えるごみの日なのがせめてもの救いである。

 それにしても、どうして毎日のように烏賊のことを書かなければならないのだろうか。これではまるで僕が烏賊のことしか考えていないみたいじゃないか!

 しかし、こんなに烏賊について書いているのだから、今にこのサイトには全国の烏賊マニアたちが大挙して押し寄せてくるに違いない。


2007.8.5(日)

 水族館へ行く。

 前日の夜に烏賊をばらばらに切り刻んだ上で食しておきながら、その翌日には水族館に泳ぐ魚たち を見て『すげえ』とか何とか言っているという行為は、人を殺してばらばらにした上で山中に埋めておきながら、その翌日には定時に会社に出勤し、昼休みには同僚と談笑を交わしている、といった行為と似ていなくもない。

 それにしても、水族館はとても混んでいた。


2007.8.4(土)

 スーパーへ行ったら烏賊が一杯98円だったので購入。早速さばいてバターしょうゆ焼きにしてみた。
恥ずかしい話だけど僕はこの世に生を受けて二十年余り、今日に到るまで一度も烏賊をさばいたことがなかったのである。全く情けないことだ。
しかし、こうして烏賊をさばいた今、僕は非常に晴れ晴れとした気持ちでいる。
大人の階段登る、とはこういうことを言うのか。


2007.8.1(水)

 『!』という記号は、エクスクラメーションマーク(俗称 ビックリマーク)と呼ばれ、主に驚きの気持ちを表す場合に使われる。例えば、次の2つの文章を考える:

1.私は味噌ラーメンを食べた。

2.私は味噌ラーメンを食べた!

 1の文章ではただの味噌ラーメンを食べたんだな、というくらいにしか思わないが、2の文章になると、なんだか凄い味噌ラーメンを食べたのか、それともこの人は生まれて初めて味噌ラーメンを食べたのか、いずれにしても語り手の驚きのようなものが伝わってくる。
『。』を『!』に変えただけで、これほどまでに受け手の印象が違ってくるというのは凄いことだと思う。『。』と『!』なんて、縦棒を一本加えるかどうかの差くらいしかないのに。

 こういったものは、やはり習慣的なものなのだろうか。だとすれば、これから新しい種類の記号を作っていくことも可能なのかもしれない。『ちょっとメランコリックな気分』を表すときは『~』を使おう、というように。というか、あのアスキーアートというやつは、そのような新しい種類の記号なのか!
僕は基本的に、アスキーアートが全世界から消滅すればいいのに、と考えているのだけど。